年齢重ねた言うても、まだまだ齢(よわい)三十ン歳、不惑の年まで数年残っている私。
このくらいの年齢だと入院経験のある方って、決して多くはない。
と言うことで、よく聞かれる質問を基に、入院中に感じたことをいくつか。
・入院食はマズイ?
答えはNoです、断言できます。不味くないレベルではなく、私的にはおいしいレベルと感じました。
医療費も削減傾向にある昨今、栄養士さんが栄養価の計算してるんだか、コストの計算してるんだか、よくワカラン、そんな世の中になってしまいましたけど、病院の、そして栄養士さんの努力を非常に感じる食事でした。
ちなみに私、ほとんど3食完食 唯一、手術翌日の夕食だけ、少し残しました。手術後の痛み止めの点滴で、気分が悪くなる人が中にはいる、そんなことを看護婦さんが言ってました。それとあと、前日は絶食で水も×でしたからね、いきなりご飯食べて、胃がもたれちゃったのかも知れません。
・入院生活は快適?
ヒジョーに難しい質問ですね。Yesでもあり、Noでもあると言う感じ...。
確かに、三食昼寝付き、ナースコールボタンを押せば、誰かが来てくれる、そんな生活ではありますし、仕事もしなくて良い...。極力、お医者さんも看護師さん達も、患者が快適になるよう、努力している姿勢は強く感じました、治療面、メンタル面、両方でね。
「タマには入院ってのも良いかもなー」なんて友人が言ってましたけど、健常者が入院病棟に居られるのは、せいぜい2日が限界じゃないですかね、返って病気になってしまいそう。
周囲には当然のことながら、病人ばかり。
暇なときに良く言っていた、図書コーナー、この場所が手術室の近くなんですよね。
「昨日、お婆ちゃんが脳卒中で倒れちゃったのよ...」
「今、病院。夫が手術中なんです。」
いろんな人が家族やら知人に電話している会話を聞くと、紛れもなく病人の中にいることを感じてしまいます。まぁ、私自身も病人だったワケなんですけど。
・医療従事者の労働環境は激務?
コレは間違いなくYesですね。医師会病院でも、市民病院でも、主治医の先生、いつ休みを取っているんだろ???ってくらい、病室に来てくれました。朝の7時くらいに一人で部屋にいらして、傷口消毒。30分くらいしたら、呼吸器外科長の先生と二人で来室、これまた看護師の引き連れなしで問診。時には夜の消灯前にも、確認のため問診や傷口を診に来たり...。16時間勤務とかザラなんじゃないですかね。
看護師さん達も、決して多くはない人数で、必死になっているのを感じました。
結論として、しなくて済むのであれば、入院なんかしない方が良い です。
病院食と言えば、O市民病院では、週に3日、食事を選べる機会がありました。事前にアンケート用紙が配られて、それを回収箱に入れる形でした。
例えば、某日の昼食
A食 米飯 鱒のマヨ風味焼 グリーンアスパラ 八宝菜 お浸し バナナ
B食 中華飯 揚げ餃子 バナナ なめらか杏仁豆腐
また某日の朝食
A食 米飯 味噌汁 温泉玉子 れんこんの炒め煮 牛乳
B食 黒糖クロワッサン クロワッサン 中華風スープ ケッチャップ炒め リンゴ 牛乳
こんな感じB食はチョット豪華なので20円増です。
↑その某日朝食がこんな感じ。
好き嫌いもあるでしょうし、若い方だと揚げ餃子のような油モノが食べたいとか、私のように朝はパン食が良いとか、患者の希望もあるでしょうから、こう言うのはありがたいです。あと、選べる楽しみってのもありますね。
そうそう、 比較 のページ
で書きましたけど、患者側としても技術の進歩によって、快適グッズが増えたと思います。その一つがデジカメ。10月の1回目の入院のときから、入院食、ぜ~んぶ写真に収めました。手術直後の写真撮ってもらったり とか、自分なりにも気分転換の術を少しずつ習得している気もします
コメント