胸にチューブ(ドレーンとかトロッカーって言うらしい)を入れて、貯まっている空気が少し抜けたので、呼吸はかなり楽になった。レントゲンを見ても、ゲンコツ大だった肺も、かなり膨らんでいるのが見てとれる。
両親と主治医の先生、そしてお付きの若手の先生2名と面談。今後の方針について話し合うことに。
自然気胸の治療方法はいくつかある。
・安静:軽度の気胸であれば、安静にしているだけで治ることもあるらしい。
・胸腔(きょうくう)ドレナージ:肺に管を入れ、中に貯まっている空気を抜く。正に今の自分がこの状態。
・内視鏡手術:胸部に3ヶ所程度穴を開け、そこから内視鏡を入れてブラを除去する手術。
・開胸手術:ガバッと胸を開いて、ブラを除去する手術。
で、主治医の先生曰く。
「かなり激しい気胸で、左肺の上部に多数のブラが見られます。内視鏡では除去しきれるかわからない。」
とのこと。また、気胸は再発率の高い病気で、安静だと50%程度、内視鏡による手術でも20%程度の再発があるとのことでした(いずれも1993年当時の話:今は内視鏡手術の技術がかなり進歩しているらしいです)。
開胸手術であれば、1%未満の再発率とのことなので、その方向で話を進めて行くことになりました。
手術なんて、生まれて初めて。まぁ、入院そのものが初めてだったのですが。
ナンでも全身麻酔の手術なんだそうな。
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