お陰様で、左肺の調子はよろしいようで、24日付けで退院許可がおりました。
今朝の回診は、怖~いKS先生。まぁ、特にナニも問題なく過ぎ去ったんですけど。
で、いつものように1Fの売店に買い物行ったり、ベッドで寝たりしていたんですけど、どうも、お昼過ぎから、何かおかしい感じがする。上手く表現できないんだけど、胸の辺りがおかしい気がする。
ヤバイ
まぁ、嫌な予感はしつつも、
まさか、そんなことはないだろー。自分自身にそう言い聞かせて、とりあえず横になる。夕方になっても、やっぱり、おかしい感じは治まらない。治まるどころか、酷くなっている気すらする。さすがにおかしいと思って...ナースコール押すのもナンなので、歩いてナースステーションまで。
「すいません、なんとなーく、おかしい感じがあるんですけど...」 恐る恐る、言ってみる私。
「え 誰がですか」
まー、そーだよなー、今まで痛がることもなく、順調に回復して、二日後には退院予定のヤツがいきなり”おかしい”って来ても、実感がわかないよなー。
「あらら、Tさん、反対側でもなっちゃったんじゃないのー フフフ」 と後ろから婦長さんの笑顔。
「えー、そーですかねー、反対側やっちゃいましたかねー」 と笑顔で返す私。
「ま、熱いお茶でも飲んで寝てなさいって、少しは楽になるかも知れないし。」
で、言われた通りにしたんですけどね、やっぱりおかしいの。
当日は父がお見舞いに来てくれて
「どーや」
「いや、なんか今日は調子悪いねん...声を出すと、咳が出るねん...ゴホッ」 と言う会話。
夕食も終わった頃、ナースステーションに呼ばれた。KS先生はいなかったけど、いつものお付きの若手の先生、2名が座っていて。
「Tさん、とりあえず、胸の音、聞かせてねー。」 と聴診器が2本、私の胸に近づいて着た。お腹に背中に右肺、左肺...二人がかりでいろんなところの音を聞いていった。
「ちょっと弱いかも...とにかくレントゲンだね。」 X線の受付に行くように言われた。
レントゲンが終わり、病室で待っていると、再びナースステーションに呼ばれた。先生方はおらず、看護婦さんが一人だけ。壁には、先ほど撮したと思われるレントゲン写真が一枚。
なんか、片方の肺が黒い気がする...いや、気のせいだって、そんなワケないもん。ひょっとしたら、最初の左肺が潰れたときの写真かも知れないし。 自分に言い聞かせる。
看護婦さんが私の方をポンッと叩いて...
「結構、悪い知らせだからね。」 と一言。
あ~、やっぱりあの黒いのは...黒いのは空気か....
しばらくして若手の先生お二人登場。
「Tさん...右肺、潰れてます、気胸です...」 と、なんだか申し訳なさそうに声を出す先生。
「じゃ、今から、管、入れますね。」 とその場で右側にトロッカー挿入。管が肺まで到達すると、プシュ~ッっと空気の抜ける音。注射器などで、中の空気を抜いてくれたんだけど、1.2Lくらいは貯まっていたかと...。
で、管が通ると、肺が膨らむので、その反射で咳が止まらない
ゴホッ ゴホッ ゲホツ
「痛みとかあります」 気を利かせて先生や看護婦さんが聞いてくださるんだけど...
「ゴホッ 痛みは ゲホッ ないですけど ゴホッ とにかく ゲホッ 咳が...」 と咳の合間に言葉を発するのがやっと。
ようやく治まったところで既に消灯時間が過ぎている。両親に電話しようか悩んだけど、暗い話だし、明日の朝まで待つことにした。
再びトロッカー挿入の生活が始まってしまった...。
そう言えば、病院にタクシーで運び込まれたとき、先生から 反対側にもあるかもって言われた んだよなーって、思い出した。
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