さて、右肺、どーする?

退院二日前にして、反対側の気胸を発症...なんじゃそりゃ、一体どーなってんねん、この身体は...多少、ふてくされながら、各方面に電話。

「あ、お父ちゃん...最悪やねん、右側の気胸発症やねんて...」 声を失う父。

「おー、シメノ、もう少しで退院のハズやってんけどな、右側なってしもーてん、年内、出られへんワ。」 やっぱり声を失う友人。

今朝も回診は、KS先生、そして昨日管を入れてくれた若手のお二人。

「どう調子は?」

「管が入ると楽になりますねーチョキ 笑顔で応える私。

「先生、スイマセン、一度ならず二度までも...ヘヘヘヘヘ...」 と続ける私。

「いーえー、どーいたしましてー。」 なんだか照れくさそうなKS先生。

「ところで、どーする? 右側も開胸手術を勧めたいところだけど、患者さんの負担も大きいし、あまり長期の入院になるのもマズイでしょ。」 病院側もイロイロと気を遣っている。

「そりゃ、手術はイヤですけど、何度も再発するのはもっとイヤですし...正直、もう冬休みだし、休める時期でもあるし、右も手術してしまうのが良いのかなーって思ってます。」 半分ヤケになっているところもあったけど、手術をやるなら今、それは間違いなかった。今日の午後、母親が来ることになっているので、そこで話し合って、今後の方針を決めることになった。

お昼を過ぎて、母が来室、結局、父も会社は休みを取って来てくれた。

会議室のような個室で、主治医のKS先生、お付きの若手二人の先生、私、私の両親の計6名で会談。

「右肺も気胸でして...多分、左と同じくらいブラがあるのではないかと思います...」 重い口を開くKS先生。

「ま、今なら冬休みだし、手術しちゃうのが良いんじゃないかなー。管を入れるだけとかじゃ、再発率高いらしいし。」 努めて笑顔の私。

やっぱりと言うべきか、開胸手術となった。手術のスケジュールもかなり詰まっていたようなんだけど、月曜の朝一なら空いている...と言うか、本当は手術の時間帯ではないらしいのだが、無理矢理そこに入れ込んでくれた。

「いやーもー、最悪ですワ、反対側なっちゃいましたですよー」 一日中、看護婦さんとか、顔を合わせた人にボヤいていた私です。

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