ついにやってきました…いやぁ、やってきちゃいましたですよ、手術の日。
そう言えば前の晩、麻酔科の担当の方がベッドまで来られて、
「今までに手術の経験は?
麻酔の経験は?
アレルギーとかあります?」
結構、細かく質問してきた。
今思うと、麻酔科がしっかりと機能している病院、良い病院の証なんですよね、良かったー。
で、話は戻って手術当日。看護師さんが部屋まで迎えに来てくれました、ベッドで。あの、ドラマで良く見る青いベッド、あぁ、テレビで見た世界やー!と妙に感動。
で、ベッドに乗せられて手術室へ。若手のお医者さんやら、看護師さんやらが、管の入っている付近を確認しつつ、手術で切る線をライティング。別に特殊な用具を使うワケでもナンでもなく、マッキーでした、マッキー、油性マジックかよ!まぁ、水性やったら拭いたり、汗とか体液とかで、簡単に落ちてしまうしなー、とかイロイロ考えてしまったナ
あと、これまたテレビで見たような心音をとるための装置、心臓の鼓動に合わせて、「ピッ、ピッ、ピッ…」の音がして、画面に波形が出るアレね、アレも付けられた。もう、まな板の上の鯉状態。
しばらくして、鼻と口に管のつながったケース見たいのを当てられて
「はい、Tさーん、酸素入りますね-」の声。
そしてパチッと何かスイッチを入れたような音がした途端に一気に力が抜けた。
『あぁ、コレが全身麻酔にかかるって言う感覚なのかぁ...』
遠ざかる意識の中で、意識が遠のいていく意識があった。
『人間、死ぬときって、こんな感じなのかな』
↑マジで、こんなことを考えたのを明確に記憶している。
ちょっと身体の体勢が悪かったんで、直したいと身体に力を入れるが入らない。だんだんと身体の力が抜けていって、『あー、もー、どーでもいーや、なんだか気持ち良いし...』 3秒なのか、30秒なのか、3分なのか、よくわからないけど、とにかく段々と身体の力が抜けて意識が遠のいていった。
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