天命を知る

お陰様で昨日の誕生日、様々な方からメールやらメッセージなど頂きまして、人様の温かさを再確認させていただくことができました

2月23日、同じ日が誕生日な方、中島みゆき、中島悟、三倉茉奈・佳奈、亀梨和也...うーん、共通点が見つからないネ

そして忘れちゃいけないのが皇太子さま。そう、皇太子徳仁親王

5年前、皇太子さま50歳の誕生日を迎えられた際に、記者会見の冒頭で「天命を知る年齢になりました」って始められたんですよね。

おー!論語で来るかー!!と感動しつつ、この「天命を知る」って言葉、気になって気になって仕方がなくて調べたんですよね。

引用は言うまでもなく、孔子論語

子曰、
吾十有五而志于学、
三十而立、
四十而不惑、
五十而知天命、
六十而耳順、
七十而従心所欲、不踰矩。

五十にして天命を知る、の「天命を知る」。

ところで、その意味は?

高校の漢文の授業では、五十歳で天が自分に与えた使命を知ることができた って解釈を教えられました。

四十にして惑わず五十にして天命を知る...ひゃー、孔子ってのは、なんだか想像もできない雲の上の人、それを引用する皇太子さまも、こう言うタイミングで引用する辺り、さすがですねー!と感心してしまいました。

でもね、よくよくこの「天命」って言葉の意味を調べてみると、結構、興味深いの。

確かに天が与えた使命って言う解釈があるのは事実。
人生でこれだけはやらなくてはならない、っと言う天が与えた使命。

一方で、人間の力では如何ともし難い運命や宿命って言う解釈もあるんだそうです。
人生において、自分にはこれだけしかできない、それ以上のことはどうすることもできない...そんな解釈かな。

なんか私ね、これを知ったとたんに急に肩の力が抜けたのよ。

まー、そーだよね、天からの使命なんてさ、そうそう分かるものじゃないしさ、どうすることもできない運命ってのはあるんじゃないの~、って拡大解釈すると、なんだか無理に頑張って力を入れなくても良いじゃないの、って思えるようになったワケですよ。

皇太子さまがどのような意味で「天命を知る年齢になりました」と仰ったのか、真意はわかりませんが、まぁ一人の中年に勇気と希望を与えたのは間違いないワケです、ハイ。

誕生日が同じ、ただそれだけなのですが、妙に意識してしまうワケですよ。根はまじめだけど、結構オチャメで、時々周りをドキッとされる発言もされたり、そんな言動が大好きな私です。

テムズとともに

テムズとともに

皇太子様がイギリスに留学された際のことを書かれたエッセイ、「テムズとともに」これ、皆様に是非読んでほしいですが、Amazonでは出てこないし、楽天ブックスではオークションで中古品がひっかかるだけ...もう市販されていないみたいです、残念!