Amazonのギフト券が貯まったので、本でも買ってみようか、そんな気分になりまして。
で、自腹でお金を払って購入するのは抵抗あるけど、当選したギフト券と言う、言うなれば不労所得!?で得たものなので、若干の興味本位もあり、選んだ書籍は、コレ!
あの日 小保方晴子
「STAP細胞はあります!」で有名になった研究者。正確に言うと、元研究者なのかも知れないけど...でも、まだ若いし、どこかで復活するんじゃないかな。って言うか、復活できる世の中であって欲しいけど。
えっとあまり内容についてどうこう言うと買う価値がなくなってしまうので、止めておきますけど、正直、最初の3章くらいは読む価値ナシです。小保方さんの生い立ちとか経歴とか、私は興味ありません。
って言うか、世間一般の皆さんもそうでしょ。
あのセンセーショナルな騒動はなんだったの? 何があったの?? それを知りたいワケで。
で、この本を読めば、ある程度は何があったのか、そのときに小保方さんがどのように感じていたのか...あくまである程度ですけど、わかります。理解できます。
無論、小保方さんの視線なので、それが100%事実かどうかは、わかりませんけど。
結構、個人名も出てきて、あの騒動のどの関係者にどのような心境を持ち、それが変化していったのか、垣間見ることができました。
なんでこの本を読みたくなったのか?って言うと、私も研究と言う領域にいる人間だから。
ましてや化学や生物と言う領域、メチャクチャ近い...って言うか、正に過去から今にかけて、生きている領域ですからね。
一連のSTAP騒動を見ていて、私個人的に感じていたのは、小保方さんは確かに研究者として、科学者として、いかがなものかと思う。でもね、それを取り巻く方々は、もっといかがなものかと思う方々ばかり。
例えばサ、論文の投稿費用、60万円を理研が小保方さんに請求したって話。
これって、おかしくない???
国が理研に”金、返せ!”なら理解はできるのね。でもね、理研の研究員が投稿した論文、なぜに個人に押しつけるの?? あんな大作の論文、一人で書けるワケないやん! 事実、多くの方々の連名で投稿された論文だよね。
そりゃね、ファーストオーサーは小保方さんだったけどね、一から百まで全部一人でやったワケじゃないでしょ。だから連名なんでしょ。
なんかね、騒動のときの関係者の対応には、疑問符が二つも三つもついたワケよ。
もちろん、私は、小保方さんが正しいとは、思っていません。泳動のゲルの写真を切り貼りするなど、科学者としてやってはいけない行為があったワケだし、現実問題、投稿された論文で、過去の写真の使い回しがあったのも事実(後で気づいたとは言え、気づかずに投稿したこと自体が問題)。
ハシゴを外された、と言う小保方さんの気持ち、わからないではないです。完全には理解できないけどネ。
ある程度、悶々とした気持ちが晴れつつ、一方で、新たな悶々が発生したのも事実。小保方さん以外の方々は、どのように感じて、どのように考えて、どのように行動していたのだろうか??
「あの日・若山照彦」とか出して欲しいな-。あと、死人に口なしですけど「あの日・笹井芳樹」とかも...
結局のところ、黒幕がいるんじゃないのかな、ユニットリーダーの小保方さん一人でできることとできないことがあるワケよ。
一定の責任は負うべきであって、論文の撤回等は当然と思いますが、なんかね...ハシゴを外されたってのは、結構、当たっている気がしてならないワケよ。
ぶっちゃけた話が、あまり文章のうまい方ではないなーって思いました。だから、ゴーストライターではないのではないかと。
ある程度、理系の世界に理解のある方なら、一気に読める内容です。読んでみてはいかが??
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